先日、オンラインキャリアらぼで「ずっと金の糸」を卒業まで参加されたメンバーの方が産休に入りました。グループでG_CCIもままならないので、別途マンツーマンのS_CCIを提案したところやってみたいとのお言葉をもらいました。
始める前にお話を聞くと、
- 初めての出産の不安
- 復職したときに職場に戻れるか?
- 今後どのような仕事したいか?
など産休で毎日家でじっと考え始めると、そもそも「自分はどん働きたいのか?」など思い始めたそうです。
そこで、ライフポートレイトの予稿作成 – オンラインキャリアらぼを参照いただき進めることにしました。
産休カウンセリング(39_CC)
先ずは、「ずっと金の糸」の振り返りと現在の課題及びCCIの5つの質問が書かれた「金の糸の振り返りとCCI_ver1.4.docx」をお渡して、約1週間後に記入してもらった内容を基に問いかけのSession1(1時間程度)を行いました。次にまた約1週間後までに「CCIを用いたライフポートレートの描き方_ver1.3.pdf」を参考にご自身のライフポートレート予稿を書いてもらいました。ただ出産がかなり近い様子だったので、念のため私の方でも簡単なマップ形態のライフポートレートを用意しました。

当日Session2(1時間程度)に入りましたが、下記の様な各ステップの文章がうまくつながらず書けなかったそうです。

確かに、最初からこの文章を完成させるのは難しいと感じました。
そこで事前に私の用意したイラストマップをお見せしながら、各回答の振り返りを行いました。そのマップは、5つの質問の回答を流れに合わせて紙面に配置して、キーワードを色付けし、つながりのあるところを矢印で結んだりしたものです。
実際の手書きのマップはこんな感じです。個人情報なのでぼかしでイメージだけです。

これを基に大分スムーズに進みました。どうしてもテキストスタイルだとそれぞれのステップで要約するために様々な情報が失われるので、先ずはマップで様々なキーワードがどう影響していくかを追っていくのが良かったようです。
二次元マップ_CCI(2D_CCI)
つまりテキストをつなぐ1次元では無く、各回答を言葉で繋がずに2次元に配置します。これで、
- 文章をつなぐレトリックの難しさが無くなる
- 各回答で見つけたキーワードに関係のある他の回答をつなぎやすい
- 幾つかのポイントに着目して、どう影響したかの流れが見やすい
つまりこんなマップです。

ここに回答を書いて、回答内のキーワードをほかの回答と矢印でつなぎます。実際にキーワード毎に色を変え、ほかの回答あるいはステップへの流れを書き込んだのがこちらです。こちらは別な方の実例なので、モザイク処理しました。


なんとなくイメージ湧いたでしょうか?これからブラッシュアップして活用していきたいと思います。
セルフ度可変_CCI(VS_CCI)
ところで、今回はご自身と私の両方がある程度の予稿を書きました。つまり完全に自律的にクライエントが書くS_CCIからカウンセラーが予稿を書くCCIの中間にあたります。
このセルフ度(自立の程度)はその時の状況で可変(Variable)でも良いのではと思いました。この方法を仮称ですが、Variable-Self_CCI(VS_CCI)としました。
S_CCI(100%クライエントが予稿を作成)⇔ VS_CCI ⇔ CCI(100%カウンセラーが予稿を作成)
今回は産休カウンセリングという中で、ラボのメンバーに少しでもお役に立てればと思いました。ご褒美に私自身も様々なアイデアを生むきっかけを頂いた感じです。



そしてご自身の言葉「生まれた後はまた考えが変わるかな?」、本当にそうです。出産後、復職後のキャラクターアークの変容もお聞きしたいと思います。
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