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四つの<物語>で学ぶ(サイドストーリー1)

既に報告いただいた四つの<物語>で学ぶ(18)と次の(19)で語られる予定の、愛着スキーマと気質戦略による自己を体系立てる自己構成プロセス部分をサイドストーリーとして可視化してみました。

サビカスのキャリア構成メタ理論をらぼで概念的にまとめたマトリックス(下図)でいうと、赤い破線の部分です。

個人が、養育環境と学校や職場環境の中でアクターとして成長していく様子になります。先ずは、新生児からの母親などの養育者との相互作用を通じて培われる内的作業枠組み(inner working model)が形成され、それぞれの持って生まれた生得的特性と環境で決まる愛着スキーマとなり、家庭内アクターが出現します。

この愛着スキーマを用いて、新たな社会の舞台での対人交流の中で、如何に上手くかかわるかの調整により、外から見える性格とも言われる戦略的な気質のタイプが形成します。同時に家庭内のアクターとして満たされない心理ニーズも醸成されます。

家族内で、生き方の参考となる親や兄弟はガイドとして内面化されますが、そこでは満たされない課題や捉われと言った心理ニーズを解決するロールモデルを探します。いくつかのロールモデルの特徴の断片を自らに取り込みながら心理社会的なアイデンティティを確立していきます。

以上の愛着スキーマと気質戦略を土台として、家族ガイドと社会ロールモデルを利用した、心理社会的アイデンティティは性格要素である「外向的か内向的か」「不安状態が高いか低いか」「対人関係に回避的かどうか」「社会規範に従順か疑念か」といった軸で、今回の4人に対応する類型の提示が本文では指摘されている。(注:軸の組み合わせは、続くでお示しするらぼの解釈です。)

この後、この心理社会的アイデンティティのアクターが、社会の居所を探しよりよく生きるための自己調整の動機づけと適応反応(アダプタビリティ)による段階に移ります。

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