“Happiness only real when shared” キャリア原書輪読会より 詳細

モヤおやつ1(今回の本の位置づけ)

オンラインキャリアらぼの原著輪読会の2冊目はリクエストが多かったロジャーズの”Significant Aspects of Client-Centered Therapy”です。始めてみると小冊子ですが思いのほか皆で苦労しています。

そこで湧いたモヤモヤをおやつに一つづつ解いてよりロジャーズとお近づきに成りたいと思います。

第1弾のモヤおやつは、

この本と他の著作の位置づけはどうなっているの?

でした。そこで輪読会が終わった後にこれまで代表論文である著作物との関係をまとめてみました。

本文に書かれているように、「カウンセリングと心理療法に関する基本的な題材」の載っている”Counseling and Psychotherapy”と「最近の私の最も知られた帰還軍人とのカウンセリングについて」の”Couceling with Returned Servicemen”の後に出版されていました。

米国Amazonの紹介文には

彼の古典的な論文『クライアント中心療法の重要な側面』は、1946年に初版が発表され、心理療法やカウンセリングに興味のあるすべての人にとって必読の書です。

と書かれていました。

つまり、

それまでの三作の”The Clinical Treatment of the Problem Child”、”Counseling and Psychotherapy”、”Couceling with Returned Servicemen”までの研究を紹介する論文として発表されたもの

を書籍化したものの位置づけになるかと思います。

ただ「クライアント中心療法の重要な側面」と書かれるように、その後の”Client-Centered Therapy”や以降の研究の要素も盛り込まれています。

ゴロワーズ

少しすっきりしました。

あと個人的な印象ですが、この本の句読点の位置の誤りや引用が不十分な点等の文章の完成度が低さは、もしかすると口頭で発表用の原稿がベースになっているではと感じてます。

さて、ロジャーズをもっと詳しく知りたくなった時は、続く”Client-Centered Therapy”(P592)に挑戦!あるいは書籍の”On Becoming a Person”や”Active Listening”あるいはそれらの和訳版でも良いかもしれません。

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