オンラインキャリアらぼで生まれたカウンセリング手法(オンラインキャリアらぼ方式)をまとめてみました。併せて各手法の実施や発案で協力いただいたメンバーに敬意を表して、各方式を命名することにしました。何れも仮名ですので、ご提案あれば歓迎いたします。
オンラインキャリアらぼの金の糸はその名前通り、オンラインを前提として全国各地のメンバーが集まれることが特徴です。オンラインで足りない双方向性を補うため第2カメラですごろくシートを共有するなどの工夫をしています。
さらに更新講習やピアトレのようなその日限りではなく、同じメンバーで回数を重ね卒業まで、振り返り経験(マイクロストーリー)を増やし「ずっと」一緒にいることでマイクロなストーリーが描けます。そしてお互いの信頼関係が醸造された中で暖かいフィードバックが得られることで、今の自分につながる自分らしさを深く知ることができます。


2023/7/19に初回がスタートして、現在9グループがゲーム中あるいは卒業してます。
サビカスの”Career Construction Counseling Manual”に準拠したCCIは、本来カウンセラーとの共同作業になります。ライフポートレートの予稿の作成はカウンセラーに委ねることになります。一方G_CCIでは予稿作成を含め各参加者を主体としながらメンバーの相互フィードバックで作り上げる方法です。これにより主体的な人生の振り返りとキャリアテーマの探求ができます。まさにフロイトがクライエントが無意識下で医師に全て委ねる催眠療法から、クライエントが意識下で行える自由連想法へ移行したような感覚が得られます。(こちらを参照ください)またクライエント自身が予稿を書き中心となる辺りは、ロジャーズのクライエント中心主義とも似ているかもしれません。

特長を表にすると、
CCI(CCC準拠) | G_CCI | |
目標 | 転機の対処法、ライフテーマの強化 | ← |
転機(キャリア)の振り返り | クライエント(本人)とカウンセラー | 本人+グループフィードバック |
ポートレイト予稿作成 | カウンセラー | 本人 |
共構築・行動計画 | カウンセラーとクライエントによる | 本人+グループフィードバック |
期間 | セッション2回+予稿1週間 | セッション2回+予稿1週間 |
4人の場合は下記のようなタイムラインになります。

こちらの手法は、次の「金の糸とCCIの協奏」の中で、2024/6/1にスタートして3グループで実施済みです。またサビカス輪読会に中で体験したメンバーがリアル形式で少し形を変えて実施して頂きました。大分広がりも出てきました。

リアルでの実現!感謝です。
「金の糸とCCIの協奏」は参加者自身が主体的にライフポートレートの予稿を作成し、気心の知れた金の糸の卒業メンバーによるフィードバックを受けながら完成します。つまり「ずっと金の糸」と「G_CCI」の融合です。良いとこどりです。






以上になります。この手法にご興味ある方、活用されるかたはご一報いただけるとありがたいです。
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