輪読会で読んでいるサビカスの”Career Construction Counseling Manual” の一節に、
小さなころの最初のロールモデルがワンダーウーマンだった彼女の言葉です。サビカスはロールモデルは幼児期に初めて外界と接した時の経験で得た痛みこそが、それを解決するためのロールモデルとそれを自身に取り込んだアイデンティティに繋がるとしています。ワンダーウーマンは彼女が3⁻4歳の頃に病院で母が来るのを待っているときに、母が現れない気がして動揺した彼女のような子を救ってくれる強くて優しい存在の象徴だったのです。
ゴロワーズ
日本のことわざの「三つ子の魂百まで」に通ずるものがありますね。
訳すと、
“save the day“は、直訳すると「その日を救う」ですが、その日は歴史的な戦いの日を意味して、「戦いの日を救ってくれる」から「窮地を救う」「土壇場で勝利する」の意味で使われるようです。
ところで、本文の下線部の “and implicitly herself,”が私は気に入りました。この憧れのロールモデルであるワンダーウーマンを語る言葉は、無意識に自分自身に 語る言葉でもあった所です。彼女は思春期のこのロールモデルの属性を取り込み、やがて弱い子をサポートするスクールカウンセラーになったのです。そんな自分に語り掛ける言葉とも捉えることが出来ると思いました。
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