キャリア理論を原著や翻訳本を読むことはあまり無いと思います。多くの場合、理論を解説した文章により、大分間接的に触れることが多いと思います。そこで起きるのは、人により表現が違っていたり、何か説明がしっくりこない事があります。出来ることなら著者の意図を知りたいと、何重ものベールを剥がして作者の直の言葉に触れたくなります。ただ一人で読むには英語力やモチベーションの点で踏み出せません。
そんな時に踏み出す勇気をあたえてくれるのが輪読会です。数人のグループで分担し、集まって順番に読み上げることで、より理解が深まります。特に異なる視点で見ることにより、一歩先の理解が得られる場合があります。何よりも一人で外国の荒野で茫然としているときに、互いの声がけにより励まされ足を進めるような、きっかけをあたえてくれます。
対象書籍
- 心理学・カウンセリング理論
- Career Construction Counseling Manual (Savickas) 84page 現在輪読中(終盤戦)
- Significant Aspects Of Client-Centered Therapy (Carl Rogers) 20page 開始予定
- Identity: Youth and Crisis (Erik H. Erikson) 336page
- Career Counseling A Narrative Approach(Larry Cochran) 151page
- Write Great Fiction – Plot & Structure(James Scott Bell )240page 1の副読本
- キャラクターからつくる物語創作再入門 「キャラクターアーク」で読者の心をつかむ(K.M.ワイランド (著), シカ・マッケンジー (翻訳))248page 1の副読本
- 組織開発・社会構成理論
- Appreciative Inquiry: A Positive Revolution in Change (David L. Cooperrider, Diana Whitney ) 96page
- 入門 組織開発~活き活きと働ける職場をつくる~(中村 和彦) 204page 開始予定
- NTLハンドブック~組織開発と変革~(改定版)(組織キャリア開発フォーラム) 582page 2の参照本
もし候補本でご提案あれば、ご連絡ください。
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