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ワーク・エンゲイジメントまで(1)

 動機理論について、少しまとめ始めました。基本的には「キャリアコンサルティング理論と実際6訂版」と「コンピテンシーモデルの開発と活用(nsweb 西村)」及びWikipediaを参照しました。人の根源的な欲求から、ワーク・エンゲイジメントといったキャリアまでの繋がりを可視化するのが目標です。

欲求段階説

 アメリカの心理学者アブラハム・マズローが、「人間は自己実現に向かって絶えず成長する」と仮定し、人間の欲求を5段階の階層で理論化したものである。ただし、科学的に実証されたものではない。(Wikipedia

 マズロー(Abraham Harold Maslow)の「人間は自己実現に向かって絶えず成長する生き物である」という考え方は、ダーウィンの進化論の影響や人間の肯定的な側面に注目した点が特徴的だと思います。マズローは1954年に『人間性の心理学』でポジティブ心理学という用語を最初に用いており、この人間性心理学の流れは、マズローやカール・ロジャース、エリッヒ・フロムらの考えを実証している側面もあります。

 下図にように、欲求は階層的構造を持っていて、生理的欲求か満たされると次いで安全の欲求が現れ、これが満たされると次の所属の欲求が現れれるといった、下位から上位の自己実現欲求へと至る階層性があるとしました。

 アルダーファ(Alderfer,C.R.)は、マズローの学説を修正。発展して、生存(Existence)、関係(Relatedness)、成長(Growth)の3つに欲求を集約した。頭文字をとってERG理論と呼ばれる。高次の欲求が出現するための前提条件として低次の欲求が満たされることを想定せず、それぞれの欲求は平行して存在することもあれば、高次から低次の欲求が出現することもあるとした。(キャリアコンサルティング理論と実際6訂版)

 

達成動機理論

 欲求は何かを実現する動機つまり達成動機と見ることが出来ます。この点をマクレランドと共同研究者でもあるアトキンソンが理論化してくれています。

マクレランド(McClelland,D.C.)は、モチベーションを「達成動機」「権カ動機」「所属動機」に分類した。達成動機は課題や目標を達成することへの動機、権力動機は他人を支配し、影響力を行使することへの動機、所属動機は他人と友好的な関係を持ち、集団の一員でいることへの動機である。後に、失敗を恐れ、第一線で活躍することを望まない「回避動機」が追加された。なお、マクレランドは、職務上の業績を予測する行動特性・性格特性。思考パターンなどを意味する「コンピテンシー」概念を発展させ、ビジネス場面に応用した研究者としても知られる。

マクレランドの共同研究者でもあるアトキンソン(Atkinson, J. w. )達成動機理論は、達成動機の強い人は成功の可能性が中程度のときに最も目標への動機づけが高まることを明らかにした。動機づけを「外発的」と「内発的」の2つに分けることもある。「外発的動機づけ」とは、外部から与えられる指示・命令、報酬や地位や賞賛などを得ることに対する動機づけである。「内発的動機づけ」とは、自分の意思で自発的に行動すること、自分の能力や知識を用いて目標を達成すること、好奇心に促されて興味を持って行動することに対する動機づけである。

デシ(Deci,E.L. ) は、内発的動機づけの重要性を強調した。特に職場においては、自分でやりがいをもって働き、困難を克服して目標を達成する内発的動機づけに働きかけることが、職場や組織を活性化し、発展させる。

(キャリアコンサルティング理論と実際6訂版)

ゴロワーズ

動機と職務上の業績の関係や内発的動機づけによる職場の活性化といった、職業キャリアに関する所に触れるところまでついに来ました。

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