第2章に入りました。最初にカウンセリングが二つのセッションからなることと、その各セッションの概要が説明されます。
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最初のセッション
カウンセラーは、最初のセッションで転機の物語を聞き出し、そしてキャリア構築インタビューを遂行することに専念します。
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二回目のセッション
二回目のセッションを通して、クライアントは自身のインタビューの回答により今回の転機を深く理解し、向き合い方を形成し、目標を設定し、行動のプランを建てます。
各セッションのさ説明を少しピックアップします。
1.Eliciting the Transition Narrative 転機の物語の聞き出し
先ずは目指すところを共有して信頼関係を構築するというボルディンの引用からは始まります。
関係性を確立し、目標を立て、タスクを記述することによって、協力的な信頼関係をつくる (Bordin、1979)。
次にクライエントに向き合う姿勢についての記述があります。
この目指すことを心掛けながら、カウンセラーはクライエントのあるがまま(where they are)に向き合います
そうすることで、カウンセラーはクライアントの最良(the best in clients)を認め、それを伝えます。
その結果、素晴らしい瞬間が訪れます。
またカウンセラーがクライエントを気にかけていることを知ってもらいます。
この正真正銘の気遣いを知り、クライアントは非常に感動します。
多くのクライエントがカウンセラーが気にかけてくれたことを知った時が最も最高の瞬間(the most important moments)だったと報告しています。
心からの寄り添いの姿勢が伝わった時のクライエントの言葉ですね。
また名言の引用が出てきました。
あるカウンセラーはクライアントにこう説明します。感情とは「私から私へのコミュニケーション」(Leitner&Fraidley,2003)で、それは自分に起きるかも知れないことに注意を向けさせてくれます。
これを人に話すときに 私はコミュニケーションを手紙としてみました。
またサビカス先生、クライエントに聞き出すときの個人的な姿勢を語ってくれます。
個人的には、私はカウンセリング中に必要に応じて関連する情報が出てくると思っているので、背景となるストーリーはほとんど収集しません。
それに対して、
しかし、カウンセラーの中には、クライエントの学歴や職業歴についてより詳細に学ぶことを好む人もいます。
彼らはその経歴を知るのにかなりの時間を費やすかもしれません。しかし、これは大体、クライアントではなくカウンセラーが心地良いだけです。
過去の話から根掘り葉掘り聞いて、クライエントと相談に関わる今の問題を置き去りにしてしまう…あるあるですね。
ここからはTipsとして、クライエントの涙や沈黙への関りかたを述べています。
クライアントが泣いたとしたら、それは彼らが必要な感情だからです。
涙を認め、彼らのまだ満たされていない期待を見守りましょう。
クライアントの沈黙を尊重しましょう。
地に足の着いた自分から湧き上がる欲求や次への姿が現れるのを待ちましょう。
この一時停止の力(沈黙)は、この肥沃な虚無の中にあります。
沈黙の力の根源を肥沃な虚無の表現は凄いです。「沈黙は金」と通ずる気がします。だからこそ「次への姿が現れるのを待ちましょう」
誰もがそう感じているような一般化(常識)に対抗しましょう。
「すべき」「当然である」または「しなければならない」という言葉のセンテンスに異議を唱え、代わりに、「出来るかも」「どちらかといえば」あるいは「望んでいる」と言う言葉を提案しましょう。
希望、求める、欲する、逃す、欠乏などの必要性を示す言葉を奨めましょう。
常識からくる「ねばならない」の思い込みでがんじがらめのクライエントを解くための言い換えがこんな風に出来ると良いです。
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