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葛藤(Conflict)

今日は葛藤(Conflict)について少し…

葛藤(かっとう)」の語源は仏教にあり、煩悩を捨て去ることの難しさを「葛と藤の蔓が複雑に絡みついて解けないさま」に例えて「葛藤」と表現された。これが「複雑に絡み合い(もつれて)苦悩するさま」を指す意味で用いられるようになった。(Weblio辞書より抜粋)

Conflict」は、ラテン語 conflictus|衝突|⇒ ラテン語 con-|一緒に|+fligo|打つ|(Goeiji|語源英和辞典より)
自動詞:1.〔考え方などが〕対立する、矛盾する 2.〈古〉戦争になる、名詞:〔文学作品の登場人物の〕対立、緊張◆新たな展開を生み出す元となるもの。〔考え方などの〕不一致、対立、衝突、確執。〔長期の〕争い、紛争、闘争、戦争、戦闘。《心理学》葛藤(英辞郎より抜粋)

日本語の葛藤は、まさにつた状の植物の絡み合う様子が思い浮かぶのに対して、Conflictは、二つが向き合い相容れない不一致を示し、争う様子がイメージされました。まさに訳語の不一致部分に文化性の差を感じました。

ところで心理学における葛藤は、

葛藤、同時に満たすことが出来ない、複数の感情や考えや欲求が、同程度で個人の内部に存在するため、取捨選択できずにいる心理状態

と紹介されています。

このお酒の場は、楽しいけど、早く帰って家で見たい番組がある。このまま居るか帰るか決められない状態が例として挙げられます。この場で楽しむ状態と家で番組を見たい状態を「個別」に捉えると決められない理由は説明できません。

しかし、「全体」として捉えると、2つの状態を同時に満たすことは出来きず、行動決められない理由は説明できます。これは、葛藤が要素に還元できない全体という概念を示すゲシュタルト心理学が基礎にある事を示しています。

ゲシュタルト心理学を集団力学や社会心理学に応用したクルト・レヴィン葛藤を3つに分類しました。

  1. 接近ー接近型葛藤
    • 同程度の魅力的な対象が複数あり、そこから一つを選択しなければいけない状態
      • このお酒の場は、楽しいけど、早く帰って家で見たい番組があり、帰るかどうか決められない場合
  2. 回避ー回避型葛藤
    • 望ましくなく避けたい対象が複数あり、そこから一つを選択しなければいけない状態
      • 勉強は苦手だけど、出来ない自分は嫌な場合
  3. 接近ー回避型葛藤
    • 一つの対象が魅力的(肯定的)であると同時に望ましくない(否定的)な面もある状態
      • 人に評価されたいが、それで周りの人と距離ができるのは避けたい場合

やはり、日本語の葛藤よりは、Conflictの方が心理学の葛藤には親和性が高いと思います。

ゴロワーズ

二つのうちどちらか決められないときの心の揺れの状態や絡み合う様子を湿度ある表現するには「葛藤」が似合うう気がしました。

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