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サビカス輪読会(第1章の3)

第1章の終盤は、先のCCCプロセスでさらっと語った核心部分の「信頼関係(Relationship)」「振り返り(Reflection)」「意味付け(Sense-making)」を個別に詳しく述べています。

1.Relationship(信頼関係)「CCCは平等な立場で合作をする2人の専門家からなり、クライエントは自分の物語の内容の専門家であり、カウンセラーは変化のプロセスに関する専門家です。」

だからこそ、カウンセリングの最初の目標は、信頼関係を築くことです。CCCは平等な立場で合作をする2人の専門家からなります。
クライエントは彼ら自身の物語に関する専門家で、カウンセラーは転機のプロセスに関する専門家です。
だからCCCの最初の務めは、クライエントが自分の物語を語り、振り返るのに十分安全だと感じる関係を作ることです。

関係構築できると、

クライエントとカウンセラーの関係が自分の考えやライフストーリーを伝えるのに快適な環境が維持されるような安全な基地を築きます。そこではクライエントが「語らない(暗黙の)無意識(Stern, (2004))や「知っていることを知らないこと」(Bollas, 1987)も語られます。

注:下記表は輪読グループで理解のための検討案(2024/03/14)です。原著にはありませんのでご注意ください。

ゴロワーズ

ここはジョハリの窓にimplicit unconsciousunthought knownを書き込んでみました。自分自身の語りでジョハリの窓を広げるイメージにフロイトの前意識を追加してみました。

E. M. Forster (1927/1985, p. 99) が書いているように、「自分で言って見るまで、自分が考えていることをどうやって話せますか?」クライエントは、カウンセラーに自分の話をする際に、自身の暗黙の知識無意識下の考えをより完全に知り、理解することができます。

ゴロワーズ

確かに口にすると自分はそんな風に考えていたんだ!と驚くときあります。

そして、

信頼できるカウンセラーとの安全な関係の中で、クライエントは自分がすでに知っていることをより理解し、振り返ることができます。カウンセラーはその関係の中で、ライエントが必要としているものがすでにクライエント自身の中にあると信じています。

ゴロワーズ

よく「答えはクライエントの中にある」って言われるます。それを引き出すには安心安全な場の準備が必要ということですね。

2.Reflection 振り返り(内省)により、「小さな物語を語るとき、クライアントは自分自身の外に出て、遠くから自分の人生を俯瞰的に見ることができます。さらに大きな物語の流れの中で自分の人生をあらためて体験することで大きな物語の再構築が可能となります。」

CCCでは、過去は常に現在から見るため、現在の感覚で意味付けする内省に集中するところから始めます。
小さな物語を語るなかで、クライアントは自分自身の外に出て遠くから自分の人生をよりよく確かめることができます。
・その後に大きな物語の中で自分の人生を追体験することでマクロナラティブの再構築が出来ます。

ゴロワーズ

過去の経験の振り返りは、単なる思い出ではなくて今の自分のものの見方を表しているんですね!

この大きな物語や修正したアイデンティティの意味付けにより、クライエントは人生の目的意識が養われます。

3.Sense-making (意味づけ)「意味づけはクライエントの人生の目的を明確にし、自分で作り上げた意図によって形成されたアイデンティティ計画に自らゆだねます。」

現代の社会は、

流動的な社会では、多くの人が「自分はどう生きていけばいいのか」「自分の願望を実現するために、自分の人生をどうデザインすればいいのか」という問いに、自分自身で答えを出さなければなりません社会制度は、もはや彼らの両親や祖父母がこれらの質問に答えるために用意した模範となる台本を提供してくれません


その時にカウンセラーは

キャリア構築カウンセラーは、意図を与える、つまり、個人的なストーリーを喚起する足掛かりとなる質問をすることで、クライアントの意味付けや意味の構築に影響を与えようと試みます。

しかし、カウンセリングに来たクライエントは

ほとんどのクライエントは、自分が何者で何をすべきかを教えてくれる脚本がない状態で、途方に暮れ、新しい状況に面していると感じることになります。

その時に構成主義者のカウンセリングでは

解釈では、カウンセラーは専門家として、クライアントの洞察を促すために、潜在的な内容を特定し、隠された意味を明らかにします。解釈とは、意味の枠組みがすでにクライアントの中に存在していることを暗示し、カウンセラーは手がかりを使ってそれを示すことです。

しかしサビカスはCCCとの違いを指摘します。

例えば、検査の解釈においては、カウンセラーはクライエントの行動習性を手がかりに、クライエントをRIASECの枠組みに当てはめます。(Holland, 1997) それに対して、センス・メイキングでは、カウンセラーの解釈ではなく、クライアント自身の創意と気づきに基づきます。(Weick、1995)

つまりCCCでは

センス・メイキングでは、クライアントはまず出来事や視点を構築します、それは既存の枠組みではなくて、彼ら自身が独自に作り上げた意味により理解し考察したものにすることができます。

ゴロワーズ

このSens-Makingとはカウンセラーが既存の考え方のフレームを与えるのでは無く、クライエント自身の心の中にある人生の意味のフレームを構築することの様です。

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