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四つの<物語>で学ぶ(13)

 第3章から7章を読んで、改めて「自己構成プロセスとコンテンツの基礎マトリックス(p30)」がCCTメタ理論を構成する各理論との関係を理解するのに有効と感じました。

CCTメタ理論の構造

 そこで、マトリックスのコンテンツの各要素(愛着、気質、動機付け、アダプタビリティ、リフレシキビティ、アイデンティティ)を決める各理論の関連を図にしました。合わせて、プロセスの各要素(アクター、エージェント、オーサー)とマクアダムスの自己心理レベルも加えました。

 特に興味深いのは何れも、各理論の中で1ー2軸でパターン、多くの場合は2軸4パターンに類型化している点でした。

そして、四人の実験参加者に対して、各要素のパターンから選ばれた結果が、下図の「四つの軌跡におけるキャリア構成スキーマと戦略」であるのが判ります。

合成マトリックス

上の関係性をまとめると、下記の様な合成マトリックスが生成できます。

4人にそれぞれあてはめると

例えばロバートとウィリアムの場合

ポールとフレッドの場合

このマトリックスの良い点は、俯瞰的に各理論がどのように適用されたかがわかるところです。

例えば、

私が担当したポールの場合、担当した私自身と愛着理論では同じ回避型で共通点が多いですが、二点違っていたのが疑問でした。つまり動機付けの「昇進焦点」とアダプタビリティの「周辺を見る」が、私の「予防戦略」と「統合的」と異なった点です。しかしポールが愛着のところで私と同じ回避に加えて拒絶を有しており、これはポールの父に対する強い反発からと理解できます。しかも超予防戦略の父への反発が父と同じ「予防戦略」と同じ生活で「未来を見る」を避けて「昇進」と「周辺を見る」としたとすると筋が通ります。一方、父がほぼ不在な私の場合は、守る人のいない不安から「予防戦略」と自ら将来を見据えなければとの思い「統合的」視点を選んだとの仮説が成り立ちます。そんな仮説の流れを下図のように可視的に捉えることできます。

この辺りの検証も、第1,2章で進めたいと思います。

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